管理職として成功するにはどれだけ自分を殺せるか
最近人前で講話をする機会と、講演会の実行委員長をする用事が立て続けにあったのですが、ようやく2つとも終わりホッとしています。
人前で話すというのは代の苦手だったのですが、3回ほど経験してくると慣れてきて、少し自信もついてきました。
社会人になって、自分の裁量が増えてくると、どうしても違和感を感じるものを避け、自分のこれまでの経験の中のことしかしなくなり、新しい学びを得なくなり、老害となっていくのだと思います。
いくつになっても違和感のあることをやり続け、自分をアップデートし続けたいものです。
4月から、会社の人事制度が変わり、これまでの管理職から、マネージャーとエンジニアに分けられることになりました。
私は自分は、人の管理をするマネジメントより、技術的な知識や経験を活かすエンジニアリングの仕事のほうが向いていて管理職は合わないなと思っていたので、エンジニアの方に飛びつきました。
マネージャーとしての経験を振り返ると、管理をするというのはいかに自分を殺して、当たり障りのないように問題を上手くごまかすことだなと思いました。
自分はこう思う!というような意見を持って、上なり下なりどちらかの立場に反するようなことをすると、波を荒立てることになるので、波風が立たないように、自分が納得できないことでも、やれないとマネジメントは出来ないなと思います。
今アラフィフですが、後10年少しこのまま管理職として働きづづけるのはかなり辛いなと思っていましたが、エンジニアとしてであれば、変な政治に巻き込まれることなく、これまでの知見と新しい技術を導入するという知的好奇心も満たされ、とても良い環境となります。
実際には、若いエンジニアの技術的な管理職というような立場になるので、規則を守らないだの、遅刻が多いだの言うつまらん管理をしなくてすむので最高です!
ただ、私のように、例え変な政治に巻き込まれなくとも、会社に属するというのはやっぱり色々なシガラミに縛られるのが嫌なひとにとっては、どこまで許容できるかというところが問題ですね。
セミリタイヤに向けての準備は今まで通り進めますが、セミリタイヤをするまでの間の仕事がこれまでより楽になるというのは嬉しいですね。